電動アシスト自転車【FAT-01】で旅をしてみたら快適すぎた件
旅の目的と始まり
5月27日、時刻は4時半。
まだ早朝は少し暗く寒さが残る。
我々は重たいまぶたをこすりつつ早朝から車にゆられ滋賀に向かっていた。
目的地は、そう陸地の海『琵琶湖』だ。
目的は電動アシスト自転車で琵琶湖の探検、観光、そしてゆるキャンである。
大阪から滋賀は車で1時間半、琵琶湖は淡水なので潮風はなく電動アシスト自転車にも優しい。
そういった理由から今回のロケーションを選択したのだ。
また今回の相棒の電動アシスト自転車【FAT-01】はファットバイクタイプのアシスト自転車にも関わらず折りたたみができる。
ごつい見た目ではあるが、完全に折りたたんでしまえばそれなりのトランクを有する車であれば積み込めてしまう。
そんなこんなをしている内に時刻は6時を過ぎ、すっかり明るくなった中目的地の琵琶湖に到着したのであった。
折りたたみ可能な電動アシスト自転車【FAT-01】
<画像:FAT-01が車載されている様子>
相棒の【FAT-01】を車からおろす。
流石に重量は電動アシスト自転車ということもあり、23Kg程あるので女性ひとりの力では抱えきれないので同行男性に手伝ってもらう。
組み立ては至って簡単だ。
フレームがセンターで折れているので元に戻しロックをかける。
その次にハンドルステム部分を起こしてロックし、ペダルを左右引っ張り戻す。
慣れればものの20秒程の作業である。
あとは電源スイッチを入れモニターがONになったことを確認し、アシストレベルを好みに調整したら駆け出すだけだ。
朝は少しばかり寒くても、日も上がりこうも日光が照ってくるとなると話は変わってくる。
早くも半袖になり周辺を探検することにした。
自転車は私達を気軽に遠くまで連れて行ってくれる
自転車はいい。
少しの置きスペースとモチベーションさえあればどこへでも行ける。
車ほど停車する際にナーバスにならなくていい。
車では見過ごしていたような隠れカフェや食べ物屋さんに出会うことができる。
入ろうとした時にさっとカギを掛けて入れる。
車だと駐車場の場所を探し、無ければパーキングへ、お金が〇〇円だから何時間までに出ないと…、と懸念材料が多く身軽に動けないパターンが多くつきまとう。
その点自転車はそういった類の心配が限りなくないのである。
普通の自転車に比べ電動アシスト自転車は乗り出すハードルも低いことも忘れてはいけない。
ちょっとした買い物なら良いが、長距離ライドとなるとテンションが落ちてしまうということも、電動アシスト自転車なら自分の力を補助してくれるのでどこまででも出かけたくなってしまう。
現にこのプチ旅行においても「ちょっと先まで行ってみよう」の気持ちが心地よくずっと続いている。
ファットバイクタイプなら悪路でも問題なし!
琵琶湖の周辺はまとまって高い建物はない。
時折比叡山から吹き降ろしの強い風が吹くが、アシストレベルを最大モードにしているとそんな風をものともせずズンズンと進んでいく。
「ああ、これが電動アシスト自転車の力か…」なんて考えながら走っているといつしか砂浜のロケーションへ辿り着いたのであった。
陸地の海とはよく言ったもので見た目はまさに『海』なのである。
初めて来たが砂浜の感じも海と遜色はない。
ただやはりというか当然なのだが海風のように海の匂いは感じない。
この【FAT-01】はファットタイヤを装着しているので、こういった足元が悪い場所でも全く問題はない。
もう少し粒子が細かく足を取られる浜ならば少ししんどいかもしれないが、このレベルの砂地だとものともせず進む。
『陸地の海』を存分に堪能した後は一度拠点へ戻るべく帰路についた。
自転車とキャンプの相性の良さを再確認
気づけば時刻は14時。
車に置いてあるサイクルトレーラーを下ろし、少しばかりのキャンプ用品をサイクルトレーラーに詰め込んだ。
サイクルトレーラーと【FAT-01】をジョイントし牽引すると、トータル20Kg以上あろうかと思う荷物もなんてことはない。
事前に予約していた場所でプチキャンプのセッティングを始める。
サイクリングがあまりにも楽しすぎて危うくもう一つの目的を忘れ去るところであった。
そそくさとキャンプ用具を広げ設営していく。
もたもたしている内に他のメンバーが形にしてくれたので何とか設営完了。
器用になりたい…
自転車とキャンプは案外相性がいい。
何より自転車と旅は相性◎。
自転車にキャンプ用品を積んで旅に出ることが最近は流行っているようだ。
今度はこのサイクルトレーラーにキャンプ用品を詰め込んでひとりキャンプをしてみるのも乙かもしれない。
まとめ:自転車は無限のエンターテイメントの可能性を秘めている
自転車に乗ると趣味が広がると聞くがそれは本当かもしれない。
自転車自体の楽しさは前提としてあるが、そこに他のエンターテイメントが付随してくる。
釣りは車で行くと駐車場に困るので自転車のほうが小回りが効いていいし、キャンプも近場にあるならもちろん、こうやって設置場所まで距離があるのなら自転車で運搬できるのが一番いい。
そんなことに妄想を巡らせていると楽しい1日の終わりが近づいてきた。
我々は今回の旅において電動アシスト自転車の有用性と、旅との相性の良さを再確認することができた。
特に今回の相棒【FAT-01】においては電動アシスト自転車でありながら折りたたみ可能で車載も可能、サイクルトレーラーもジョイントすればアウトドアの悪路も走破できる無敵艦隊になりうる可能性も見いだすこととなった。
荷物をまとめ、【FAT-01】を車に積み込み、暗くなった家路は心地よく気付いたら大阪だった、というのはまた別のお話で…(運転手さんごめんなさい!)